やってきましたはるばるサクラメント。ついに!蒸機だよ蒸機。SL!

HPで確認してたのとは別のカマでしたが、ン十年かぶりに間近で見るナマの蒸機にヒデキ感激。すすの臭いがね、鉄中枢を刺激しまくりなんです。ここは街ごと西部開拓時代を再現した一角、Old Scramentoの中の旧ユニオンパシフィック貨物駅跡地。そこで土日だけ8ドル払えば乗れるSL列車を走らせてるんです。隣接する州立鉄道博物館のメンテで車輌は万全。すごいことに展示車輌の半分近くが実動可能な半動態保存なんです。だから何が出てくるかわからない。鉄道ビックリ箱です。今日はこんなん出ました。

GRANITE ROCK 10号機0-6-0サイドタンクスイッチャー。1942年の戦中生まれ。ポーター製元米陸軍所属。重油焚きです。改造機じゃなくて最初から重油仕様だったようです。

GRANITE ROCK 10号機走行動画 QuickTimeMovie1.8MB

給水のためわずかに移動しただけですがナマの蒸機が動くの真近で見たの何年ぶりだろう。早起きして来てよかった(涙)。

足回りですー。メインロッドが第3動輪を駆動してるのは近代国産機には見られない特徴ですね。スポーク動輪ではありますがキャストっぽいパターンです。第2と第3動輪でスポークのパターンが若干ちがったりもしてます。

「ランプのタマ切れちゃった。替えなきゃ。」

「できたぁ?」「うん。」

機関士さんに限らずアメリカのワークマンはジーンズのオーバーオールなのです。ちょっとかわいいね。働く男のシンボルなのですよ

給水中。大袈裟な給水塔とかはなくて、フツーに水道みたいのでちゅーっと入れてます。近代機なんで給水ポンプも自前で備えてるのかもしれませんね。

重油焚きだから炭庫がなくてすっきりしてますね。うしろに見えるターンテーブルと扇形機関庫が鉄道博物館です、扉の向こうにはすぐにでも動かせるコンディションの機関車が多数展示中です。のちほど。

しかしなぜか格納庫のなかでディーゼルが待機中。

なんでだ?こん時からなんかやな予感してたのよね。

ひとり旅の困るところはロングの自分写真が撮れないとこ。でも鉄同志なら気兼ねもいらない撮りあいっこ。もうちょっとピシッと立てばよかった。

コイツに撮ってもらいました。