ずーっと古いのばっかり続いてしまったので最後はモダンな電車をばいくつか。

サクラメントのLRT(高速路面電車)です。市街地では路面電車、郊外へ向かう路線では専用線を走り80km/h以上でかっとばします。近代的な連接車はスペインCAF社製2002年式。ほかにドイツのシーメンス製も走ってます。

左側のおじさんは自転車を押しながら入り口をウロウロ探してます。そう、自転車ごと乗せてくれるんです。でも乗る入口は反対側なんだよーおじさん。

1987年にこのLRTが開業したことによって、市内のクルマの渋滞は相当改善されたそうです。

これは時間がなくて乗れませんでした。ざんねんむねん。

4両編成が交差点をグワと直角に曲がります。ちょっと迫力です。

「行っちゃったねー」「うん。行っちゃったね。」

サンフランシスコ空港の中を走ってる、ゆりかもめみたいな無人運転の新交通システムAirtrainです。タイヤで走ってるので鉄道じゃないかもしんないけど仲間ってことで。ホームは完全に仕切られてて列車のドアと連動してガラス戸が開きます。運賃はいりませんタダですよ。

Airtrainの中・走行中動画 QuickTimeMovie1.8MB

運転はすべて自動、アナウンスもサンプリングでした。カートのまま乗れるようにイスを極力はぶいて広ーくなってます。画像クリックではじまります。

やっとフツーの電車っぽいのが。

BARTはベイエリアを結ぶ地下鉄。サンフランシスコ市街は地下を走っていますが、それ以外は高架です。サンフランシスコ・ベイ(湾)は海底チューブで渡ります。1972年の開業ですが。空港乗り入れが実現したのはつい最近。2003年のこと。サンフランシスコ市街まで30分で直行するのでクルマ使わない旅行者には便利で安く移動できるようになりました。

ただし駅などは駅員のいない無人なので、時間帯によってどえらく治安の悪いエリアと化すことも。

車輌は写真のような貫通形と静鉄1000形にも似たとんがった非貫通とがありますが、空港までは非貫通は来ないみたいです。

わかりにくい、使いづらい、と大好評なBARTのキップ販売機。Suicaのようなプリペイド形式なのですが乗る分の補充しかできず、なおかつお釣りも出ないというもの。ディスプレイの表示もとても難解で不親切でもう最高。

空港のロビーの同じフロアから直接BARTのホームに入れます。立て看板は「ラゲッジカートのままBARTには乗れません」うっかりゴロゴロ転がしたまま乗っちゃいそうな同一フロア段差なし。つか物理的にできちゃうんです。

 

(この項おわり)(やっと)