MUNI(サンフランシスコ市交通局)の主力のトロリーバスです。現在走っているものはシャシーと電気系がチェコ共和国のシュコダ製、ボディはETI社が架装した米チェコ合作です。全部チェコから完成車を輸入したほうが安いはずなのですが地元の雇用を捻出するためにわざわざこんなことしてます。普通のディーゼルも含めてほぼ同じボディで、それぞれ40フィートのレギュラーボディと60フィートの連接ボディが走っています。前面の枠は自転車積み用。

丸いライトがやたらいっぱい。
40フィートレギュラーボディのトロリーです。
整備状況は全般的にあまり良くない…つか酷いかも。タイヤが明らかに円でない(昔のダイエーのマークみたいな状態)のままガッコンガッコンいいながらものすごい振動で走ってるのや、エンジン車はマフラーが割れたか落っことしたかで族みたいなバリバリ轟音まき散らしたまま走ってるのやら。

60フィートの連接車。急坂が多いので後ろ2軸が動力のデュアルドライブになってます。運転は荒く運転手さんは不愛想です。が、いちど料金を払えば何度でも乗り換えできるトランジットパスをくれたり、65歳以上と17歳以下は料金1/3と公共交通機関にあるべき利便と弱者保護は徹底しています。

SFO空港のシャトルバス。長期用駐車場までお客さんをピストン輸送します。窓がやたら大きいのは自分のクルマどこに止めたか探すためかしらん。
ちなみに空港内の移動用はこのバスをはじめゆりかもめみたいな新交通システムAIRTRAINを含め全部タダです。

オークランドのAC TRANSITの連接バス。こちらはたぶん100%シュコダ製ターボディーゼル車…だと思います。ヨーロッパ製はデザインが洗練されてますね。サンフランシスコほど急坂が多くないので動力車は前だけ、後ろの車軸はトレーラーになっています。

キャブオーバー型のスクールバス。BLUE BIRDというコーチメーカーです。こんな会社があったから昔ニッサンが名前使えなかったのね。潔いほどにデザインという作業をほぼ放棄してます。この投げやりな美意識がアメリカーン

生徒少ない学校用の小型スクールバス。これボンネットバスって呼んでいいのかしらん。いまだにこういったトラックベースのものが主流です。理由はコストが安いから。この取ってつけたような無理矢理感がアメリカーン