わっ。ここだけ美術館みたい。

アメリカ史に名高い「金の犬釘(Golden Spike)」の油絵(レプリカ)なり。です。ハンナバーベラのカートゥーン「早撃ちマック」のネタにもなりました。東と西の両方から作りすすめてきた大陸横断鉄道がユタ州プロモントリー・サミットの砂漠の真ん中でついに1本につながるのを祝したセレモニーです。双方から延びてきたレールをつなぐ最後の一本のスパイクを黄金でできたもので打ち込んだのです。高いものだから打ち込んだあとすぐに外してフツーの鉄のに変えたらしいけどね。1869年5月10日のこと。奥に控えてるのは列車。手前側にも向かい合わせに列車がきてます。

それまで駅馬車で半年もかかっていた東海岸から西海岸への旅が一気に7日間に短縮されたのです。これってすごいことだったのです。

2階、お子さまコーナーでございま〜す。どこへ行ってもきかんしゃと言えばトーマス。人気者です。手前のテーブルで子供たちが遊んでるのは木製プラレールみたいなやつ。割れて刺さったりしないから安全です。

左の写真の奥のアップ。トーマスの模型が走ってるレイアウトはガラスで囲われてさわれないようになってるんだけど、下からもぐって真ん中のドームからのぞくことができます。ちょっとおもしろいね、これ。

なつかしのOゲージ鉄道模型。おいらの世代ではHOとNくらいしか馴染みないなぁ。うちの父親が戦後になってブリキで自作してたって言ってたかなあ。HOが"Half O-gauge"だからOはHOの倍。32mmゲージ。ブリキ製だからディテールはラフだしスケールもいいかげんでオモチャオモチャして見えますがある世代にとっては思い入れ深いものなのだそうです。

右端に4台展示されてるのは同じ貨車の年代別のヴァージョン違い。色だの型のヘタり具合だの差でものすごいプレミアがついてるんだそうで。マニアックすぎてついていけません。何人かオジサンがずーっとガラスに張り付いてました。その目は少年の日のそれそのものなのでした。

 

同じくOゲージ。ライオネル社のトレインセットは当時の鉄道少年たちの垂涎の的だったのです。背景のイラストは箱絵です。やはりこの趣味、ノスタルジーが根底なのですねぇ。

おみやげ売場のブックコーナー。わぁん全部欲しいよぉ。日本じゃまず手に入らないアメ鉄の貴重な写真集、資料本がわんさか。でもけっこう高いんです。調子に乗って手にとってたら20万円超えちゃってました。1冊だけ買ったよ。

 

おみやげトレイン動画 QuickTimeMovieMB

おみやげ売場の天井です。こんなとこにまで汽車走らせなくたって…(笑)よくみると複線ですね。画像クリックでスタートします。

また鏡で遊ぶ。

長くてすみません。実物が目前にない日本在住のアメ鉄ヲタはこういうとこ来ると舞い上がっちゃうんです。

明日はこことは何もかも対照的な野っ原のド真ん中にあるボランティア経営のミュージアム…という名目の実物大レイアウトに行ってまいります。